こんにちは!
プロダクトアウトの商品例が知りたい人向けに、成果が出ることが確認できている具体例を発信しています!
今回は、「プロダクトアウトのメリットデメリットは?成功事例と戦略も紹介)」について解説します。
この1記事で、確実に業績UPできるプロダクトアウトの商品を開発する上での考え方が理解できる内容です。
(※弊社が仮説と検証を繰り返してきたデータをもとにお話ししています。)
▼誰しもプロダクトアウトの商品例で一度は悩んだことがありますよね?
「プロダクトアウトとマーケットインのメリットとデメリットそれぞれ知りたい」
「プロダクトアウト、マーケットインの事例を含めた解説が知りたい」
「これからの時代に求められるアプローチがわからない」。
実際プロダクトアウトについてなんとなくでしか理解できず、踏み出せない人が多いです。
しかし、この記事で伝えるノウハウを1つでも知らなかったら、今後のマーケティング活動や商品開発で確実に詰みます。
最悪大きな損失を作ってしまう可能性も・・・。
今回紹介するのは、弊社がマーケティング事業を行う中で習得した内容です。
こういった過程で、プロダクトアウトの商品を開発する上での考え方を完璧に習得してきました。
もしあなたが、「プロダクトアウトについて知って商品開発を行いたい!」
「プロダクトアウト・マーケットインの事例を知り、戦略を立てたい」
「これからの時代に求められているアプローチ方法を知り売上をあげていきたい」と思っているのであれば、必ず役立つ内容なのでぜひ最後まで読んでください。
1:【前提条件】そもそもプロダクトアウトとは?
「プロダクトアウトについてよくわかっていない」「マーケットインとプロダクトアウトの違いがわからない」という方のために、前提知識を話します。
マーケットインとプロダクトアウトの違いは?
マーケットインとプロダクトアウトの違いは、結論視点の違いです。
プロダクトアウトは企業側の立場から、企業の強みとなる技術や方針を活かして、商品開発・生産・販売等の活動のことを言います。
一方でマーケットインは、一般的に消費者の立場に立って、市場に求められている商品を提供しようとすることを指しています。
要するにマーケットインは消費者視点、プロダクトアウトは企業視点から商品を開発するということです。
そのためプロダクトアウトでは企業の持つ強みをよく知ること、また顧客もわかっていない潜在的な需要を考える必要があります。
損するかも!?プロダクトアウトの注意点
上記で説明したように、プロダクトアウトは企業側の立場から、企業の強みとなる技術や方針を生かして商品販売することです。
マーケットインのように消費者の視点からみた商品開発ではないため、確実に商品が売れるとは限りません。
そのため、大きな売上の損失になる可能性もあります。
どんなに画期的な商品を作っても世の中に受け入れられなかったり、法律面で不自由が生じユーザーが増えないなど、様々な障壁があります。
この記事を読んで、プロダクトアウトの商品例について学び、どのような側面から考える必要があるのかマスターしていきましょう。
【よくある質問】マーケットインは時代遅れ?プロダクトアウトとの融合は?
「マーケットインやプロダクトアウトの考え方は時代遅れですか?」と質問でよく聞かれます。
結論から言うと、時代遅れではないです。
なぜなら、マーケットインとプロダクトアウトどちらも大切な考え方になるからです。
そもそも、商品を開発する上で1番大切なことは、自社商品を消費者に選んでもらうことです。
そのため、「マーケットインだからこうでなければいけない」や「プロダクトアウトだからこうあるべきだ」という概念に囚われる方がよくないと私は考えています。
マーケットインとプロダクトアウトの違いについて上記で説明しましたが、この2つは真逆の考え方です。
しかし、この2つを融合することが自社商品を選んでもらうためには大切です。
マーケットインは顧客視点から、プロダクトアウトは企業視点から商品開発を行います。
この視点両方を取り入れて商品開発を行うことで、差別化をしながら顧客ニーズに応えることができるのです。
これは簡単なことではないですが、大事な考え方であると私は思います。
マーケットインの考え方が浸透し、世の中の同じような商品が出てくる中でいかに他社との違いを表現していくかがとても大事になります。
どちらか一方の考えに囚われることなく、両方の視点を取り入れて商品開発を行いましょう。
以下の記事も読んでより理解を深めていきましょう。
>>マーケットインはもう古い?!メリット3つデメリット2つを伝授
>>経営の鍵ユーザーイン!プロダクトアウトやマーケットインとの違い
2:知っておくべき!プロダクトアウトのメリットとデメリット
プロダクトアウトの意味はわかったけど、メリット・デメリットがわからないという方のために、メリットとデメリットを3つずつお話していきます。
プロダクトアウトを取り入れることでどのようなメリットがあるのか、またデメリットを知った上で取り入れていきましょう。
メリット①:斬新なアイデアで商品を作成できる
マーケットインとは異なり、自社の強みを活かして商品開発を行えるからです。
そのため、今までにない商品が生まれる可能性が高くなります。
それが市場の潜在ニーズに当てはまると、大ヒットで大きな売上にも繋がります。
例えば、持ち運び可能な扇風機や乳児用の液体ミルクなど今までの固定概念を覆すものです。
メリット②:企業の強みを活かして差別化しやすい
メリット①でも書きましたが、プロダクトアウトは企業視点に立って行う商品開発のため、他社にはない商品を作りやすいからです。
そのため、競合他社に埋もれる心配はありません。
例えば、オリジナル商品を開発し、企業の認知度を高めることもできます。
そして、「ハンドクリームなら〇〇社」や「ファンデーションなら〇〇社」といったようにニーズを持ってくれたと同時に、直感的に企業を思い出してくれます。
このように企業の得意分野で強みができ、差別化しやすいことがメリットです。
またその分潜在ニーズを見極めるのは難しいですが、大ヒットの可能性もあります。
メリット③:コストが抑えられる
プロダクトアウトでは、既に企業が持っている強みを生かして商品を作ります。
そのため、製品作りのために新しく部門を作る必要がないのです。そして余計なコストを抑えることができます。
コストが抑えられる分参入障壁は低くなります。またコスト面で余裕が出るため、マーケティングなど製品作り以外のところでコストをかけることができます。
デメリット①:市場やお客さんのニーズとミスマッチが起きやすい
なぜなら、どうしても企業の強みを活かした商品開発になるため市場のニーズと異なる可能性があるからです。
そのため、ニーズと大きく外れてしまうと、大きな損失になる可能性もあります。
>>これで売れる!マーケットインのやり方を成功・失敗事例7選で解説
上記の記事で失敗例について紹介していますので、併せてご覧ください。
プロダクトアウトで失敗してしまった理由として、ニーズがあるが、法律の面で消費者に不便を感じさせてしまい、市場が広がらなかったというケースがあります。
このような面から、ニーズとのミスマッチが起きやすいことがデメリットです。
デメリット②:商品の見直しにコストがかかる
なぜなら、開発商品が売れなかった場合、販売戦略を1から見直す必要があるからです。
例えば、売れなかった理由が「市場が原因なのか」、「製品の機能が問題なのか」、「広告の仕方が間違っていたのか」等の内容を市場調査を含めて分析し直す必要があります。
そうなると、人件費や再開発コストなど様々な費用がかかってしまいます。
こういった理由から、プロダクトアウトの思考で売れなかった場合は、顧客ニーズに合わせたマーケットイン思考を取り入れる必要があります。
そのため、商品を見直す必要がある場合、多くの時間とコストがかかってしまうデメリットがあります。
デメリット③:競合他社にヒントを与えてしまう
なぜなら、プロダクトアウトは商品開発をしてもうまくいくとは限らないからです。
失敗しても顧客にニーズがないことがわかり、他社の商品開発の方向転換になります。
また、成功するとマーケットインとして市場参入される可能性があります。そのため、商品が売れた後の展開も考えておく必要があります。
3:【比較推奨】マーケットインのメリットとデメリット
「プロダクトアウトについてはよくわかったけど、マーケットインがよくわからない」という方のためにメリット・デメリットを3つずつお話していきます。
メリット①:新しい市場開拓で売上UPが狙える
なぜなら、顧客ニーズがある商品を開発するため、今まで参入していなかった市場を開拓することができるからです。
またニーズが既にあることがわかっているため、大きな損失はなく、売上UPが狙えます。
結果、新しい市場の開拓と売上UPが狙えます!
また、売上予測が立てやすいというメリットもあります。
なぜなら、市場規模や顧客ニーズがどのくらいあるのかある程度予測がつくからです。
例えば前年の販売商品で売れている商品を分析し、どのくらい在庫を持つかを考えることができます。
そのため、売上予測も立てやすいです。
メリット②:商品作成のスピードがUPする
なぜなら、市場やお客さんのニーズから、開発目標を明確にしやすいからです。
そのため、開発に必要な部署が製品開発に取り組みやすく制作スピードを上げることはもちろん、制作ペースをコントロールしやすいことがメリットです。
例えば、おしゃれなカフェで作業したいという顧客ニーズがあると想定した場合。
「どのような設備があると顧客に好まれるか」や「カフェのメニューの内容はどのようなものが需要があるのか」等を調査することが大切になります。
そうすることで、開発目標として立てることで、スムーズに開発を進めることが可能です。
メリット③:市場に適応できて競合に勝てる
なぜなら、何度も言いますが、マーケットインは視聴者目線で考えて商品開発を行うからです。
うまく市場の中に入り込むことができれば、売上を上げることができます。
以上のことから市場に適応でき競合とも差をつけることができます。
デメリット①:自社の強みを活かせないことがある
なぜなら、顧客のニーズに合わせるため、自社の強みと一致していない場合があるからです。
そのため、技術力を強みにおいている企業は、ニーズありきの考え方により、うまく生かすことができなくなる可能性があります。
なぜなら、オーガニックを売りにしている化粧品会社が機能面を重視しオーガニックではない商品を作ってしまうと、企業イメージがブレてしまうからです。
そして、強みが活かせないどころか、イメージダウンに繋がります。
このような面から、自社の強みを活かすことができないというデメリットがあります。
デメリット②:競合他社と商品の特徴が被りやすい
なぜなら、マーケットインはどうして顧客ニーズを中心に考えるため、他社の商品と被ってしまう懸念点があるからです。
そのため、他社商品との差別化が難しくなります。
さらに、自社の強みと異なる分野になると、他社商品に埋もれてしまう可能性もあります。
例えば、自社が開発した商品より他社が開発した製品の方が、自社の弱点を克服している商品が出ると、他社商品の方が売れてしまうということがあるからです。
以上のことから、競合他社と商品の特徴が被りやすくなってしまうというデメリットがあります。
デメリット③:斬新なアイデアが生まれにくく大ヒットしにくい
なぜなら、マーケットインはどうして顧客ニーズを中心に考えるため、斬新なアイデアは生まれにくいからです。
顧客ニーズを中心に考えるため、売上予測がつきやすかったり、うまくいかないときの軌道修正もしやすいというメリットはあります。
しかし、その分競合が多く大ヒットが生まれにくいというデメリットもあります。
以上のことから、斬新なアイデアが生まれにくく大ヒットしにくいというデメリットがあります。
以下に記載してある記事も読み、さらにプロダクトアウトについて理解を深め売上をあげていきましょう。
>>プロダクトアウトのメリットデメリットは?成功事例と戦略も紹介
4:【徹底解説】知っておこう!プロダクトアウトの商品例を紹介!
「どのようなものがプロダクトアウトの商品例になるのかわからない」「プロダクトアウトの商品はどのような考えのもと生まれたのか知りたい」という方はぜひ読んでください。
実際にプロダクトアウト思考から生まれた商品例からどういった考え方で生まれてきたのかを取り入れていきましょう。
プロダクトアウトの商品例成功事例3選
①:LINE
LINEが誕生したきっかけは東日本大震災です。
当時、メールや電話しかなく大切な人との連絡が取りづらく、安否確認ができないということが起こりました。
「大変な時にこそ大切な人と手軽にコミュニケーションが取れるサービスが必要だ」という、プロダクトアウトの考えで作られたのがLINEです。
LINEでは、電話をかけても無料で通話ができ、メッセージにもお金がかかりません。
それまでは連絡ツールの主要なものはメールでした。
しかし、LINEが出てきたことにより絵文字制限や料金面での不満を解消したのです。
その結果、よりコミュニケーションを手軽に取れるようになり、主流の連絡手段になりました。
このように、災害をきっかけにさらに発展・普及するプロダクトアウトの商品例もあります。
②:Sony ウォークマン
iPhoneが発達し、最近では使うことがなくなってしまいましたが、当時ウォークマンはかなり画期的な商品だったのではないでしょうか?
ウォークマンが開発されるまではCDで聞くことしかできず、外で音楽を聞くという概念はありませんでした。
しかし、ウォークマンは音楽を外で聞く、移動中に聞くということを可能にしました。
ウォークマンが開発されたきっかけは、「飛行機の中でも音楽を聞けるようにしてほしい」というある1人の人からの依頼からです。
その結果、音楽が身近になり、今では私生活の中でも外でも音楽が流れている世界になったと言えます。
その1人の声から生まれたものですが、今までにないものを生み出すということは小さな声から需要があるかを見抜くことが大切です。
この商品は今までにない商品であることから、プロダクトアウトの商品であると言えます。
③:AppleのiPhone
今ではiPhoneを知らない方はいないのではないでしょうか?
iPhoneはプロダクトアウト思考で開発された商品です。
Apple社の創業者スティーブ・ジョブズは自社が作りたいと思ったものや理念を大切にしていました。
そして、顧客が気づいていない潜在ニーズの本質をつく商品開発を行うことに注力を尽くしていました。
iPhoneこそプロダクトアウト視点だったからこそ生まれた商品といえます。
以前まではガラケーの形が当たり前で、インターネットを使用するならPCを使うのが当たり前でした。
しかし、iPhoneが生まれたことにより携帯電話PCの役目も果たしてくれています。
つまり、iPhoneは従来の携帯電話とPCを合体させたような商品といえます。
5:プロダクトアウトの失敗事例3選!
続いて、プロダクトアウトの失敗例を紹介します。
プロダクトアウトで失敗しないためにも必読です。
①:バーチャルボーイ
バーチャルボーイは任天堂が1995年に発売した3Dの家庭用ゲーム機です。
2次元が主流だった時代に、3Dで見ることができるゲームはとても画期的ではあります。
しかし、著名な任天堂のメインキャラクターの登場はなく、顧客ニーズをとらえることができませんでした。
結果的に失敗例となっています。
もしこのゲームで人気の任天堂キャラクターが登場すれば、プロダクトアウトの成功例になっていたかもしれません。
プロダクトアウトは商品自体の斬新さは必要になりますが、顧客が求めているであろうニーズを取り入れることはとても大事になります。
②:Apple Newton
Apple社といえばプロダクトアウトのイメージがありますが、そんなApple社にも失敗例があります。
Apple Newtonは当時のCEOが開発した商品です。
まだiPhoneもiPadも発売されていない頃に発売された、世界初の個人向け情報端末です。
しかし、Apple Newtonが発売された直後のパソコン事業で価格競争に敗れ、経営状況が変わってしまいました。
それに加え、製品上でも手書き入力の認識能力の低さや値段の高さといった要因があり、失敗に終わりました。
その後、性能を上げて再度販売しました。
ですが、思った以上に売上は伸びなかったこととMac離れが深刻化したことにより、1998年には販売停止が発表されました。
Apple Newtonの場合は製品だけではなく、経営不振も原因となり、失敗例として挙げられています。
プロダクトアウトのメリットのところでも話しましたが、商品開発を行う上でコスト削減は可能です。
しかし、商品の方向転換やマーケティングの面でコストをかけることができなければ、大ヒット商品を生み出すことは難しいです。
今回のように、自社の目玉商品が不安定な状態で新製品を出すことはあまりおすすめできないと言えます。
③:3Dテレビ
2009年映画で「アバター」が大ヒットし、その影響で3Dがとても話題になりました。
テレビメーカー各社はこれをきっかけに3Dテレビを販売しました。
最初の反応は良かったものの、メガネをかけなければいけない手間や画面酔いすることが原因でどんどん市場は小さくなり、今では3Dテレビは販売されていません。
今回の失敗例は1つの企業だけが失敗したわけではありません。業界全体の失敗と言えます。
各テレビメーカーは以前から3Dの開発をしていました。そのため、映画のヒットをきっかけに3Dテレビは販売されました。
しかし、3Dテレビを見たいというニーズはなかったため、メーカーがユーザーに対して技術の押し付けとなってしまったことが失敗の原因と言えます。
6:【徹底解説】マーケットインの商品例!成功・失敗例も紹介!
「プロダクトアウトの商品についてはわかったけどマーケットインについてはわからない」という方のためにマーケットインの商品例を紹介します。
プロダクトアウトとの違いを比較して、理解を深めていきましょう。
成功事例①:スマートフォン
スマートフォンは、マーケットインの代表的な成功事例であるといえます。
なぜなら、Apple社が出したiPhoneが売れたことにより、タッチパネル式で操作できる携帯端末にニーズがあることが明確になったからです
そこで通話やネット、アプリなどの多様な機能を使用したいというニーズに応えています。
この商品から学ぶ考え方の応用の仕方としては、まずトレンドを押さえていく必要性があります。
また、日本国内だけでなく、海外の動きも見ておく必要があるでしょう。
成功事例②:WiFi
元々有線LANが主流で使われていましたが、「PC周りをスッキリさせたい」「線がごちゃごちゃしてしまうのが嫌」などのニーズに応えた商品です。
この商品から応用できる考え方としては、今当たり前にあるものを形を変えてもっと便利にできないかと考えることです。
以前までは、有線が当たり前で、無線という発想はなかったと思います。
「あったらいいな」を考えていく必要があります。
成功事例③:ロボット掃除機ルンバ
近年女性が社会に出るようになり、家事ができる時間が少なくなってきています。
そのような背景から、ルンバは自宅にいなくても掃除ができるため、家事の時間をできるだけ短くしたいという顧客のニーズに応えた商品になっています。
この商品から学ぶ考え方の応用としては、人のリソースを減らすために機械で代用することができないかを考えることです。
時間は有限ですので、生活で自分の時間を使わずにしたいと考えている顧客は多いはずです。
失敗事例①:MicrosoftのWindows Vista
Windows Vistaは、2007年に発売されたオペレーティングシステムです。
しかし、Windows Vistaは失敗した事例とされています。
なぜなら、開発段階でユーザーのニーズを把握できず、性能やユーザーユーザーエクスペリエンスの面で多くの問題を抱えていたからです。
そのため多くのユーザーは、「動作の処理スピード」や「互換性」に不安を感じていたそうです。
しかし、Windows側がこのユーザーの声を汲み取ることができませんでした。
そのため、多くのユーザーが前のバージョンのWindows XPを継続して利用するという結果になりました。
今回の事例は旧バージョンから新バージョンへの移行であるため、企業側にも大きな損失は生まれていません。
しかし、このことがきっかけに不便さを感じ、ユーザーが離れてしまう危険性は大いにあります。
そのため、顧客ニーズをしっかり把握することが大切です。
失敗事例②:セグウェイ
立ち乗り式で話題を集めた商品でしたが、2020年に生産中止が発表されました。
やはり失敗事例となってしまった1番の理由は、法律の問題を改善できなかったことです。
環境配慮や画期的な乗り物です。
ですが、顧客にとって不自由な面が出てしまうと、どうしても顧客からの優先順位が下がってしまいます。
その結果、すでに市場に出回っている自動車やバイク、自転車のメリットを上回ることができず生産中止となってしまったのです。
売上をあげている人は以下の記事も読んでいます。プロダクトアウト、マーケットインの商品開発に困っている人は理解を深めていきましょう。
>>【解説】マーケットインの成功・失敗例10!メリット・デメリット
7:プロダクトアウトの戦略的進め方
ここまでプロダクトアウトの商品例について今まで話してきました。
「考え方は分かったけど、どうやって顧客の潜在的ニーズを探せばいいか分からない」という方もいると思います。
そういう方のために戦略的にどう考えていくか進め方について話していきます。
ここでは大きく2つについて説明します。それはフレームワーク分析と市場調査です。
まずフレームワーク分析の「4C分析」について話します。
4C分析とはCustomer Value(顧客にとっての価値)、Cost(顧客にとってのコスト)、Convenience(顧客にとっての利便性)、Communication(顧客とのコミュニケーション)の4つの軸
で分析することです。
この分析はユーザー目線の分析のため、ユーザーのニーズが掴みやすくなります。
次は市場調査について説明します。
市場調査のやり方についてはたくさんあります。例えば、ネットやSNSでのアンケート調査はユーザーが手軽にできます。そのため回答数が極端に少ないという事態は起こりません。
質問内容を工夫したり回答結果を分析することで潜在的なニーズを導くことが大切です。
以上のように分析をしてしっかりユーザーニーズを掴んでプロダクトアウトを進めていきましょう。
まとめ:プロダクトアウトのメリットデメリットは?成功事例と戦略も紹介
この記事ではプロダクトアウトの商品例、戦略について書いていきました。
一読しただけでは「なぜ失敗したのか」や「自社商品への応用の仕方」をマスターするのは難しいと思います。
そのため、何度も読んで自分の中に取り入れて売上に繋げていきましょう。
事実、弊社がマーケティング事業を行う中で習得した内容を詰め込んでいます。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
他の人は「マーケットインのデメリット3つとは?売れる商品を作る方法も解説」も読んで、さらに実力を付けています。