こんにちは!
平均CVRが知りたい人向けに、業界別の%や効果的なCVRの改善法を発信しています!
今回は、「平均CVR(コンバージョン率)は約2%!業界別CVRや改善法も」について解説します。
この1記事で、確実に平均CVRを把握して、来月にはCVRを1%でも2%でもUPさせられる内容です。
(※弊社が仮説と検証を繰り返してきたデータをもとにお話ししています。)
▼誰しも平均CVRについて一度は悩んだことがありますよね?
「CVRの平均はどのくらいなのかな?」
「業界別やディスプレイやグーグル、リスティング広告の平均CVRが知りたい。」
「どうやってCVRを改善できるのかな、具体的な対策は何?」
実際、平均CVRがわからず目標数値が曖昧になり、改善に熱量を注げない人も多いです。
だからこそ、この記事で伝えるノウハウを1つでも知らなかったら、今後のサイトや広告のコンバージョンで確実に詰みます。
(低いCVRで売り上げを上げるために、ひたすら多くのお客さんを集めないといけない羽目にも…。)
今回紹介するのは、弊社がマーケティング事業を運営してきた中で習得した内容です。
こういった過程で、平均CVRやその改善法を完璧に習得してきました。
もしあなたが、「CVRの平均を把握してサイトや広告をさらに改善したい!」
「業界別や広告の種類別の平均CVRを知りたい!」
「具体的なCVRの改善法を試すことで、1%2%と数値を上げて売り上げを伸ばしたい!」と思っているのであれば、必ず役立つ内容なのでぜひ最後まで読んでください。
1:そもそもコンバージョン率(CVR)とは何?定義や基本情報
CVRの平均を知る前に、「そもそもCVRとは何か?」を把握しておきましょう。
CVRとは:コンバージョン率(Conversion Rate)の略称のこと。
例えば、ビジネスにおいてのCVRは、顧客が特定の行動(購入や登録、問い合わせなど)を起こした結果の、コンテンツの効果を測定する指標です。
という話をすると「どの部分をコンバージョンに設定すれば良いの?」と思うかもしれませんね?
なので、下記を参考にコンバージョン地点を考えてみてください。
種類 CVR(コンバージョン)
ECサイト 商品購入
イベントページ 申し込み
BtoB向けサイト ホワイトペーパーのダウンロード
金融サービスサイト 資料請求
不動産サイト 問い合わせ
このように、高いCVRでより多くの利益を上げることができ、顧客獲得や顧客のリテンションにも影響する、重要な数値になります。
【補足】誰でも簡単にできる!CVRを計算する方法
ちなみに、CVRは下記の計算式で簡単に導き出せます。
【CVRの計算式】
CVR=(コンバージョン数÷訪問者数)×100%
例えば、オンラインストアのページに1,000人の訪問者があり、そのうち30人が商品を購入した場合、CVRは次のようになります。
CVR=(30÷1000)×100%=3%
つまり、1,000人の訪問者のうち3%が商品を購入したことになります。
さらに詳しいCVRの計算方法は、下記記事でも解説しているので併せてどうぞ。
>>【図解あり】コンバージョン率(CVR)の計算方法とは?平均値も
コンバージョン率(CVR)を求めることって重要なの?
もしかするとあなたは「CVRを求めることってそんなに重要度が高いの?」と思っているかもしれませんね?
ですが、CVRを把握することはかなり重要です。
理由は簡単で、こういった3つの理由があるからです。
CVRの把握が重要な理由①:成果の評価ができるから
→CVRの数値によって、そのページやキャンペーンが成功しているか?失敗しているか?の指標になる!
CVRの把握が重要な理由②:CVRに影響する要素を特定できるから
→例えば、特定ページでCVRが低い場合、デザインやコンテンツの品質、操作性などに問題があると導き出せるから!
CVRの把握が重要な理由③:ROI(投資収益率)を最適化できるから
→高いCVRだと、より多くの利益を上げることができ、広告費やマーケティング予算に対する収益を最適化できる!
CVRの把握が重要な理由④:競合との比較ができるから
→競合と比較することで自社の成果を評価し、改善の方向性を特定することができる!
こういった理由から、CVRの平均を把握し、自社のサービスの現状CVRを知っておくことは重要なのです。
(だからこそ、次の章以降で伝える内容を読んで、しっかりCVRへの理解を深めよう!)
2:【業界別】コンバージョン率(CVR)とクリック率(CTR)の平均
では、業界別のCVRを紹介します。
またこの章の後半では、CVRとよく勘違いされやすいCTRの平均についても解説しますね。
(ここで紹介する情報はWebサイトに関する数値です。)
結論、業界のCVRを平均すると「1.82%」とされています。
ちなみに、各業界の平均CVRはこんな感じ。
業界 平均コンバージョン率(CVR)
衣服 2.6%
自動車 0.4%
B2B 0.6%
美しさ 3.2%
家電 1.2%
エネルギー 0.0%
金融業務 1.0%
買い物 5.0%
贅沢 0.8%
旅行 2.4%
通信会社 0.7%
すべての産業 1.82%
(参考:https://contentsquare.com/blog/2021-digital-experience-benchmarks-by-industry/)
自社のサービスは業界別のCVRと比べていかがですか?
もちろん、上記の数値を上回っていれば良いと思います。
ですが個人的には、30%前後の数値内に収まっていれば、合格ラインだと思っています。
ちなみに、「もっと違う業界別のコンバージョン率が知りたい」という場合は、下記記事で解説しています。
>>平均CVR(コンバージョン率)は約2%!業界別CVRや改善法も
そもそもクリック率(CTR)とは何か?計算方法や平均値は?
では、この章の冒頭でお伝えしたように、CVRと間違われやすいCTRについても解説します。
CTRとは:クリック率(Click Through Rate)のこと。
例えば、広告やサイトのリンクをクリックして特定のページにアクセスする割合を表す数値になります。
ちなみにこのCTRもCVRと同様、ビジネスにおいて重要な数値です。
なぜなら、CTRが高いと広告やWebサイトのページが効果的で、興味を引くコンテンツを提供している指標になるからです。
今すぐ把握しておくべき!CTRは下記の式で導き出せる!
【CTRの計算方法】
クリック率(CTR)の計算方法:クリック数÷広告の表示回数(インプレッション数)×100
上記のように、CTRは広告やWebサイトのリンクのクリック数を、広告やリンクの表示回数で割った割合で計算できます。
例えば、1,000回の広告表示で50回クリックされた場合、CTRは5%になります。
(広告の場合、CTRの数値が低ければ遷移先のLPではなく、広告自体を改善すべきとわかるから、CTRを知っておいて損はないよ!)
あなたのサービスのクリック率(CTR)は平均以下?以上?
自社サービスのCTRを把握したら、「平均より数値は良いのかな?」と気になりますよね?
なので、業種別のリスティングとディスプレイ広告の、平均CTRを紹介します。
業種 Google(デスクトップ) リスティング広告 平均 CTR/Google(デスクトップ) ディスプレイ広告 平均 CTR
擁護団体 4.41% 0.59%
自動車 4.00% 0.60%
B to B 2.41% 0.46%
カスタマーサービス 6.05% 0.72%
e コマース 2.69% 0.51%
教育 3.78% 0.53%
求人 2.42% 0.59%
金融・保険 2.91% 0.52%
健康・保険 3.27% 0.59%
家庭用品 2.33% 0.49%
産業サービス 2.61% 0.50%
法律 2.93% 0.59%
不動産 3.71% 1.08%
技術 2.09% 0.39%
旅行・観光 4.68% 0.47%
(参考:https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks)
あなたのサービスの平均CTRは、上記の数値よりも上でしたでしょうか?
個人的にはCTRもCVR同様、30%前後のバッファ内に収まっていれば合格LINEと考えて良いと思います。
ちなみに、さらに詳しいクリック率とコンバージョン率の平均については、かき記事で解説しています。
>>LPの平均的なクリック率(CTR)は何%?平均CVRや改善策も
3:【サイトや広告の平均CVR一覧】BtoB・アパレル・食品業界も
ではこの章では、よく質問されるWebサイトや広告の平均CVRについて、BtoBやアパレル、食品業界に分けて紹介します。
【BtoB】リスティングとディスプレイ広告の平均CVR
結論、BtoBのリスティングとディスプレイ広告の平均CVRは下記です。
BtoB リスティング広告:3.04%。ディスプレイ広告:0.80%
(参考:https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks)
「なぜリスティングとディスプレイ広告で、コレだけCVRの差があるの?」というと…。
個人的には、「広告の種類の違い」と「意思決定の長さ」が関係していると思っています。
というのも、リスティング広告はユーザーが特定のキーワードで検索した時に、表示されることが多いです。
(つまり、ユーザーは既に意図を持って行動してるから、糸に沿った広告だとクリック率が高くなる!)
逆にディスプレイ広告は、Webサイト上やアプリ内に表示され、広告が表示される場所も固定されていないので関心を持たれにくいです。
そのため、ブランド認知やトップオブマインド(第一想起率)をUPさせるために使われます。
この理由から、商品やサービス購入につながるケースが少なくなり、CVRが下がりやすいと思っています。
さらにBtoBの場合、サービス購入の意思決定に複数人が関わるため、意思決定の時間が長くなりがちです。
例えばリスティング広告だと、意思に沿った広告が出ると、企業のWebサイトを訪問して情報収集まで行う流れになりやすいのです。
つまり、そういった意思決定の流れから、BtoBの場合ディスプレイ広告よりリスティング広告の方が、CVRが高くなると思っています。
【アパレル】 ESサイトの場合の平均CVRはコレだ!
結論、ファッション・アパレルの平均CVRは、4.2%とされています。
(参考:https://n-works.link/blog/ec-production/ecsite-cvr)
他の業種に比べても、比較的にCVRは高くなる傾向にあります。
この数値に関して個人的には、商品がビジュアル的なので、消費者に直接アピールできるからだと考えています。
(オムニチャネル戦略(メールやスマホアプリ、公式LINEなど)を駆使して、顧客に体験価値を感じてもらうことが大事だと思うよ!)
ちなみに、「もっとアパレルの平均CVRについて知りたい!」という場合は、下記記事も併せてどうぞ。
>>アパレルの平均CVR(コンバージョン率)は4.2%!改善策10
【食品】ESサイトの場合の平均CVRはコレだ!
結論、飲食・食品の平均CVRは、1.0%とされています。
(参考:https://n-works.link/blog/ec-production/ecsite-cvr)
もしかすると、「他の業界に比べて、CVRが低い…。」と思ったかもしれませんね?
個人的には、食品の購入時は比較的に感情で行動することが多いため、訪問者がサイトにアクセスしても、購入に至らない場合が多いのでは?と考えています。
また、食品業界は競合が激しく、多くの選択肢から選べるため、CVRが低くなる可能性もあります。
(いかに、定期購入を増やしてリピート率を上げられるか?が食品業界のCVRを上げるためには大切だね!)
【ディスプレイ広告】業界別の平均CVR一覧を紹介
では、業界別でのディスプレイ広告の平均CVRを紹介しますね。
業界 ディスプレイ広告
自動車 1.19%
BtoB 0.80%
消費者サービス 0.98%
Eコマース 0.59%
教育 0.50%
人材 1.57%
金融・保険 1.19%
健康・医療 0.82%
家庭用品 0.43%
産業サービス 0.94%
法律 1.84%
不動産 0.80%
テクノロジー 0.86%
旅行・観光 0.51%
前述した通り、ディスプレイ広告は比較的に低いCVRになりがちです。
(こういった理由から、CVRを上げるために使うより、トップオブマインドの戦略の1つとして利用するのがおすすめだよ!)
ちなみに、「もっと詳しいディスプレイ広告のCVRが知りたい!」という場合は、下記記事もどうぞ。
>>ディスプレイ広告の平均CVR何%?業界別の平均数値も徹底解説
【リスティング広告】業界別の平均CVR一覧を紹介
業界別でのリスティング広告の平均CVRは、下記になります。
業界 リスティング広告
自動車 6.03%
BtoB 3.04%
消費者サービス 6.64%
Eコマース 2.81%
教育 3.39%
人材 5.13%
金融・保険 5.10%
健康・医療 3.36%
家庭用品 2.70%
産業サービス 3.37%
法律 6.98%
不動産 2.47%
テクノロジー 2.92%
旅行・観光 3.55%
前述した通り、ディスプレイ広告よりもリスティング広告の方がCVRは高くなりやすいですね。
(特にBtoBの場合、そのまま広告からWebサイトに流れ込んで情報収集をすることが多いから、サイトを作り込めばCVRも上がるはず!)
ちなみに、さらに詳しいリスティング広告の平均CVRは、下記記事で解説しています。
>>リスティング広告の平均CVRは?改善方法からツールまで徹底解説
【グーグル広告】平均CVRを紹介
最後に、グーグル広告の平均CVRを紹介しますね。
結論、グーグル広告の平均CVRは、3~8%とされています。
ちなみに、ECサイトでは1%程度が平均と言われています。
(参考:https://www.seohacks.net/blog/12074)
きっと、「グーグル広告とECサイトだと、平均CVRに大きな差があるな…。」と思いますよね?
この理由としては、個人的には「購買意欲の違い」と「購買プロセスの違い」にあると思っています。
例えばグーグル広告は、ユーザーが欲する情報との関連度が高い広告が表示されるため、購買意欲が高いユーザーが集まりやすいからです。
逆に、ECサイトでは様々な商品の種類や価格帯があり、その商品や価格ごとで、顧客の購買プロセスは異なります。
その結果、商品ごとでCVRにばらつきが出て平均CVRが低くなると考えています。
4:【重要】平均CVRは検索キーワードによって指標が変わる
ここまでで業界や広告別の平均CVRについて、解説してきました。
ですが、これからお伝えする内容は平均CVRを把握する上で、かなり重要なことなので必見です。
結論、平均CVRは検索ワードによって大きく差が生まれます。
指名ワード:10%。一般ワード(商品カテゴリやジャンルなどの広義なキーワード):1%。比較・検討ニーズのワード:2%。
「どうして、指名ワードの数値は高くて、その他のキーワードは平均CVRが低くなるのか?」というと…。
なぜなら、指名ワードの場合は、ユーザーが既に購入意欲を持ち、その商品を直接検索しているからです。
また、一般的なキーワードの場合は、広範囲なキーワードで検索しているため、購入意欲が高まりきっていないことが多いからです。
そして、比較・検討ニーズのキーワードの場合は、購入時には複数商品を検討している段階で、比較的に購入意欲が高いことになります。
こういった理由から、平均CVRは検索キーワードによっても大きく変化するため、注意が必要です。
5:どうやってCVRの目標値を決めるのか?2つの考え方
もしかすると、「CVRの目標をどう設定したら現実的なのかわからない。」と思っているのではないでしょうか?
結論、この2つの方法で考えるのがおすすめです。
目標CVRの考え方①:自社の目標数値から考える
目標CVRの考え方②:競合他社のサービスから考える
目標CVRの考え方①:自社の目標数値から考える
これは、自社サイトの状況や過去データから、目標CVRを設定する方法です。
例えば、自社サイトの状況を正確に把握することで、改善部分が明確になり、かつ目標CVRを簡単に設定できます。
(過去データを踏まえた上で目標CVRを考えれば、実現可能な数値になりやすいのでおすすめだよ!)
目標CVRの考え方②:競合他社のサービスから考える
これは、競合他社のサイトの状況やCVRを分析し、自社サイトの改善ポイントを把握する方法です。
この方法なら、競合他社のCVRを分析するので、トレンドや顧客の傾向を踏まえた目標を設定できます。
以上が、目標CVRの考え方でした。
記事の前半で伝えた内容で平均CVRを把握して、上記の方法で目標CVRを算出しましょう。
6:今すぐできる!CVRが低い原因5つと改善方法7つを伝授!
もしかすると、「平均CVRより数値が低い…。どこが悪くて、どうやって改善すれば効果的なんだろう?」という悩みもあるのではないでしょうか?
なので、CVRが低くなる原因5つと、簡単にできる改善策7つを紹介しますね。
【Webサイトや広告のCVRが低くなっている原因】
原因①:環境や市場が変化したから
原因②:Googleアップデートでの変動があったから
原因③:広告とLPのファーストビューに一貫性がないから
原因④:トップページでサービスをアピールできていないから
原因⑤:CVさせるまでの導線が悪いから
原因⑥:そもそもターゲットがずれているから
原因⑦:CVさせたいフォームの入力項目が多いから
【Webサイトや広告のCVRを上げるる方法】
上げる方法①:集客ページと教育ページを分けて作成する
上げる方法②:広告ターゲティングを最適化する
上げる方法③:トップページを改善してCVRを上げる
上げる方法④:サイト内にCVを狙うコンテンツを追加する
上げる方法⑤:マイクロコピーを導線に活用する
上げる方法⑥:EFO(入力フォーム最適化)を改善する
上げる方法⑦:CVの心理的なハードルを下げる
上げる方法⑧:離脱している箇所を分析し改善する
上げる方法⑨:CVRの高いページや広告を横展開する
上げる方法⑩:CTAの設置箇所を増やす
詳細をこの記事で解説すると長くなりすぎるので、詳しくは下記記事をご覧ください。
>>【誰も教えてくれない】サイトや広告のCVRを上げる10の方法!
まとめ:平均CVR(コンバージョン率)は約2%!業界別CVRや改善法も
この記事では、業界別や広告別の平均CVRについて解説しました!
CVRといっても、検索されるキーワードや広告の種類などで、大きく差が生まれるものです。
なので、この記事で紹介した平均CVRを参考に、平均CVRを計算したり、目標CVRを考えることはもちろん大切です。
それに加えて、あなたのWebサイトや広告の種類からも平均CVRを分析し、適切な数値を見つけることが欠かせないポイントになります。
私も経験があるのでわかるのですが、CVRをたった0.5%上げるだけでも多くのA/Bテストと時間がかかります。
ただ、記事後半で紹介した改善策を実践すれば、必ず結果はついてくるので諦めず頑張りましょう。
あなたの、マーケティング活動がうまくいくことを応援しております。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
他の人は「【最新版】DMの平均反応率とは?効果(パーセント)の測定方法!」も読んで、さらに実力を付けています。