こんにちは!
クリック率について知りたい人向けに、マーケティングノウハウを発信しています!
今回は、「今更聞けない!クリック率(CTR)とは?計算方法や業界別の%も」について解説します。
この1記事で、確実にクリック率とは何かを理解できる内容です。
(※弊社が仮説と検証を繰り返してきたデータをもとにお話ししています。)
▼誰しもクリック率について、一度は悩んだことがありますよね?
「今更聞けないけど、クリック率(CTR)ってどういう意味?」
「クリック率の計算方法や、業界別の平均値は何%?」
「どうすればWebサイトや広告のクリック率が上がるの?」
実際、マーケティング用語ってわかりにくいものも多いです。
だからこそ、この記事で伝えるノウハウを1つでも知らなかったら、今後のマーケティング活動で確実に詰みます。
今回紹介するのは、弊社がマーケティング事業を行う中で習得した内容です。
こういった過程で、クリック率などの意味や改善法を完璧に習得してきました。
もしあなたが、「今更聞けないけど、クリック率(CTR)ってどういう意味か知りたい。」
「クリック率の計算方法や、業界別の平均値は何%か計算したい!」
「Webサイトや広告のクリック率を上げる方法を知りたい!」と思っているのであれば、必ず役立つ内容なのでぜひ最後まで読んでください。
1:クリック率(CTR)とは?コンバージョン率(CVR)との違い
「そもそも、クリック率(CTR)の意味がわからない」という場合もあるかと思うので、解説します。
結論、クリック率(CTR)とは、広告やリンクなどの特定のコンテンツが表示された際に、それをクリックしたユーザーの割合です。
このクリック率は、広告などで重要な指標となり、広告の効果やターゲットの関心度を測るために使用されます。
そして、コンバージョン率(CVR)は、特定の目標を達成するためにユーザーが行った行動の割合です。
例えば、Webサイトで商品購入やメール登録、アプリのダウンロードなどが目標となる場合…。
その目標を達成したユーザーの数を、広告や特定のコンテンツを表示した総ユーザー数で割って算出します。
そのため、クリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)の違いは、計測する対象が異なるということになります。
ちなみに、「もっとクリック率やコンバージョン率について知りたい。」という場合は、下記記事をご覧ください。
>>今更聞けない!クリック率(CTR)とは?計算方法や業界別の%も
2:どうしてクリック率を上げるべきか?メリット2つ
では、どうしてクリック率の数値を高めるべきとされているのでしょうか?
その理由は、この2つのメリットがあるからです。
【クリック率を上げるべきメリット2つ】
メリット①:広告やWebサイトの発信が効果的にできるから
メリット②:パフォーマンス向上と広告コストの削減ができるから
メリット①:広告やWebサイトの発信が効果的にできるから
なぜなら、クリック率が高い=ユーザーがWebサイトや広告に関心を持ち、さらに詳細情報を求めているということだからです。
その場合、サイト運営者や広告運営者は、「そのコンテンツや広告が効果的か?」を判断する指標になるのです。
こういった理由から、クリック率を把握してWebサイトや広告運用をすることが大切になります。
メリット②:パフォーマンス向上と広告コストの削減ができるから
なぜなら、クリック率が高いWebサイトや広告は、より多くのユーザーをWebサイトやLPに導けるからです。
そのため、クリック率が高いと、Webサイトや広告のパフォーマンスが向上し、Webサイトや広告運営者が求める結果に近づけるのです。
さらに、広告費用は通常、クリック数や表示回数に基づいて計算されます。
つまり、高いクリック率は広告コストを削減することにも繋がります。
(より多くのクリックを得ることで、同じ予算内でより多くの価値を得られる!)
こういった理由から、Webサイトや広告運用ではクリック率を把握しておくことが重要なのです。
3:クリック率(CTR)の計算方法は何?例文と一緒に解説
では実際に、自分のWebサイトや広告がどのくらいのクリック率か?を計算してみましょう。
クリック率(CTR)は、広告やリンクが表示された回数に対して、それをクリックしたユーザーの割合を計算することで求められます。
【クリック率の計算方法】
クリック率(CTR)=(クリック数÷表示回数)×100
例えば、ある広告がWebサイト上で1000回表示され、そのうち30回クリックされた場合のクリック率は何%になるでしょうか?
クリック率(CTR)=(30÷1000) ×100
クリック率(CTR)=0.03×100
クリック率(CTR)=3%
つまり、この広告のクリック率は3%になります。
これは、広告が表示された1000回のうち、30回クリックされるという指標になるのです。
ちなみに、「コンバージョン率(CVR)の計算方法はどうするの?」という場合は、下記記事をご覧ください。
>>【図解あり】コンバージョン率(CVR)の計算方法とは?平均値も
4:【SEO】平均・目安のクリック率(CTR)は何%か?
この章以降では、媒体や業界別の平均・目安のクリック率を紹介します。
まずはSEOのクリック率を紹介します。
下記は、ユーザーが検索した場合の順位ごとのクリック率です。
検索順位 クリック率
1位 13.94%
2位 7.52%
3位 4.68%
4位 3.91%
5位 2.98%
6位 2.42%
7位 2.06%
8位 1.78%
9位 1.46%
10位 1.32%
(参考:https://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/)
上記から、SEOでは検索して1位に表示されるWebサイトのクリック率が飛び抜けて高いことがわかります。
理由は明確で、SEOの場合ユーザーが求める情報がタイトルや記事内に含まれている記事ほど、上位表示されやすいからです。
そのため、必然的にユーザーも検索順位が上位の記事をクリックするため、SEOでは順位と比例してクリック率も高くなるのです。
5:【業界別の検索連動型広告】平均・目安クリック率(CTR)は?
では、検索連動型広告の平均・目安クリック率は何%なのでしょうか?
今回は、Google広告とYouTube広告の平均・目安クリック率を紹介します。
ちなみに、クリック率の平均や目安について、さらに詳細が知りたい場合は、下記記事も併せてどうぞ。
>>LPの平均的なクリック率(CTR)は何%?平均CVRや改善策も
>>今更聞けない!クリック率(CTR)とは?計算方法や業界別の%も
【Google広告】のクリック率の平均・目安は何%?
まずGoogle広告のクリック率は、平均で3%前後とされています。
Google広告ではリスティング広告とディスプレイ広告がありますが、下記のように業界ごとでクリック率も異なります。
業種 リスティング広告 平均CTR ディスプレイ広告 平均CTR
擁護団体 4.41% 0.59%
自動車 4.00% 0.60%
BtoB事業 2.41% 0.46%
カスタマーサービス 6.05% 0.72%
eコマース 2.69% 0.51%
教育 3.78% 0.53%
求人 2.42% 0.59%
金融・保険 2.91% 0.52%
健康・保険 3.27% 0.59%
家庭用品 2.33% 0.49%
産業サービス 2.61% 0.50%
法律 2.93% 0.59%
不動産 3.71% 1.08%
技術 2.09% 0.39%
旅行・観光 4.68% 0.47%
(参考:https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks)
「もっとGoogle広告のクリック率の目安が知りたい。」という場合は、下記記事もどうぞ。
>>Google広告の平均コンバージョン率は何%?業界別・改善策も
【YouTube広告】のクリック率の平均・目安は何%?
では、YouTube広告のクリック率は何%なのでしょうか?
結論、動画広告の業界でのクリック率は、平均0.4%ほどと言われています。
【アドフォーム社による業界別のクリック率】
興味・関心(0.82%)車、スポーツなど
ショッピング(0.67%)服、消耗品など
ビジネス(0.62%)転職サイト、リスティング代行など
ギャンブル(0.13%)競馬、オンラインカジノなど
社会(0.15%)
スポーツ(0.21%)
(参考:https://advate.co.jp/blog/youtube-advertising-23/)
6:リスティング・ディスプレイ広告でのクリック率改善方法5つ
もしかすると、「クリック率が平均よりも低かった」という場合もあるのではないでしょうか?
そこで、この章ではリスティングやディスプレイ広告での、クリック率改善方法を5つ紹介します。
【クリック率の改善方法5つ】
クリック率改善方法①:魅力的な広告コピーを作成する
クリック率改善方法②:適切なキーワードとターゲティングをする
クリック率改善方法③:適切な広告拡張機能を使う
クリック率改善方法④:関連性の高い画像を使う(ディスプレイ広告)
クリック率改善方法⑤:A/Bテストと最適化をする
クリック率改善方法①:魅力的な広告コピーを作成する
なぜなら、特徴やメリットを強調して、ユーザーがクリックして詳細を知りたくなるメッセージを伝えることが重要だからです。
(Webサイトや広告のクリック率が低い理由は、ターゲット像にズレがあることが多い…!)
特に、SEO検索ではキーワードを適切に組み込み、ターゲットが求める情報を網羅したタイトルで公開することが上位表示の条件になります。
こういった理由から、ユーザーの関心を引き付ける魅力的な広告コピーの作成で、クリック率を改善できます。
クリック率改善方法②:適切なキーワードとターゲティングをする
なぜなら、キーワードの関連性を高め、ユーザーの検索意図とWebサイトや広告のマッチ度が上がると、クリック率が向上するからです。
そのため、適切なキーワードを選択し、ターゲットに合わせたターゲティングをすることがクリック率向上の条件になります。
クリック率改善方法③:適切な広告拡張機能を使う
リスティング広告では、広告拡張機能を使用して追加情報やCTAを表示できます。
例えば、サイトリンク拡張機能を使用して、複数のリンクを表示した場合、ユーザーに複数ページへアクセスを促せます。
その際に、広告拡張機能を使うことで、クリック率を向上させることができるのです。
そのため、拡張機能を使って広告を運用することが、クリック率向上につながります。
クリック率改善方法④:関連性の高い画像を使う(ディスプレイ広告)
なぜなら、特にディスプレイ広告では、目を引く画像を使用することが重要だからです。
例えば、目立つデザインや検索内容と関連性の高い画像が表示されているとどうでしょうか?
きっと、クリックして「もっと詳細を知りたい!」と思うはずです。
だからこそ、ユーザーの視覚的な関心を引くことで、クリック率を向上させることができるのです。
クリック率改善方法⑤:A/Bテストと最適化をする
なぜなら、Webサイトや広告の最適度を見極めるために、A/Bテストで仮説と検証を繰り返すことが重要になるからです。
例えば、クリック率が低い要素を改善するために、Webサイトのタイトルやコピーの変更を行いましょう。
そして、定期的にテストと最適化を繰り返すことで、クリック率の向上につながるのです。
このように、広告のA/Bテストの結果を分析し、最も効果的な要素を特定することで、Webサイトや広告を常に最適化することが重要です。
上記の方法で、Webサイトや広告のクリック率を改善できます。
ですが、もちろんWebサイトや広告のパフォーマンスは、業界やターゲットによって異なる場合が多くあります。
そのため、効果的なクリック率向上の戦略を見つけるためには、定期的にA/Bテストを繰り返して、ユーザーの心理や動向に合わせた訴求をすることが重要です。
7:知らないと損!クリック率(CTR)を改善するための注意点2つ
ちなみにですが、これから紹介するクリック率を改善するための2つの注意点を知っておくべきです。
【クリック率改善の注意点2つ】
注意点①:関連性の高い広告とコンテンツを提供すること
注意点②:ユーザーエクスペリエンスの向上をすること
注意点①:関連性の高い広告とコンテンツを提供すること
なぜなら、ユーザーは関心を持つ広告やコンテンツをクリックする傾向が高いからです。
そのため、広告とクリック先のコンテンツが、ユーザーの検索意図とマッチしていることが重要になります。
(興味が高い広告や記事タイトルでも、クリック先とマッチしていないと、すぐに離脱されてコンバージョンに繋がらない要因になる…!)
そのため、関連性の高いキーワードやターゲットと、広告とクリック先のコンテンツがマッチしているか?が、クリック率向上の注意点になります。
注意点②:ユーザーエクスペリエンスの向上をすること
なぜなら、ユーザーが広告やWebサイトをスムーズに閲覧できるようにすることは、離脱の防止になるからです。
例えば、Webページの読み込み速度を最適化し、モバイルフレンドリーなデザインを採用するとどうなるでしょうか?
もちろん、ユーザーのストレスや待ち時間を軽減することができます。
また、クリック後のページが魅力的で使いやすく、目的の情報や行動への導線が明確なことも重要です。
そうすることで、クリック率はもちろんコンバージョン率も向上させられます。
何より、ユーザーに「このWebサイトや広告の情報は信用できる!」と認知されます。
その結果、今後別のWebサイトや広告を配信した場合でも、クリック率が高まる可能性もあるのです。
このように、ユーザーエクスペリエンスを向上させることで、クリック率を向上させることができます。
まとめ:今更聞けない!クリック率(CTR)とは?計算方法や業界別の%も
この記事では、クリック率(CTR)の基本的な用語解説から、計算方法や業界別の平均%まで紹介しました。
クリック率は、Webサイトや広告運用の際に、最適な配信ができているかどうか?の大きな指標になります。
そのため、業界の平均数値を比較して、改善すべきかどうか?を判断していきましょう。
また、日々A/Bテストを繰り返すことこそが、クリック率を向上させる近道になります。
そのため、忍耐力が必要な作業にはなりますが、1%でも数値が上がるように頑張っていきましょう。
少しでも、あなたのマーケティング活動がうまくいくよう、応援しております。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
他の人は「誰も教えてくれない】サイトや広告のCVRを上げる10の方法!」も読んで、さらに実力を付けています。